2012/01/15(日) モーレツ宇宙海賊[加藤梨理香/遠藤マミ]第3話が始まるまでに復習するぞ!するぞ!
というわけで2クール予定の
モーレツ宇宙海賊一言で言えば
「女子高生宇宙海賊養成クラス物語」でいいんだろうか。
どう展開していくのか、宇宙に出てからの行動がまったく読めない。
第1話の感想レスに、「平坦でつまらん」「だらだらと動きがない」
とあったりもしたが、どうせなんの説明もなしに激しいドンパチしたら
「何の説明もなく意味わからん」「視聴者おいてきぼり」とか言うのだから
深く心に刻み込まないようにしとこう。実況はネガティブだ。
さて、1話の大筋はこんなところだろう。
・何も知らずに育ってきた茉莉香は、実は名だたる宇宙海賊の子だった。
・私掠宇宙船免状があれば、海賊行為も容認される
・私掠宇宙船免状は宇宙船単位に付随し、船長は直系の子に世襲される。
・茉莉香の住んでいる星は100年前の独立戦争で勝利。その際海賊が活躍。つまり海賊はこの星ではそこそこ権威のある存在ということだろう。
船長、つまり所有権利者が子供のみに受け継がれるので
茉莉香が狙われ、実行部隊(誘拐犯)が動いたところで第1話の〆。
第2話はその誘拐犯の手から逃れたところから始まる。
さてこの第1話、なかなかにさりげなくよく練りこまれている。
SF関連の考察は私にはさっぱり妖精なので、胸キュンしたやりとりの一部を紹介。
以下続きを読む欄へ。
それにしても最近本文が長い。
茉莉香がメイド服でバイトでのやり取り。
ミーサ(ショートで髪の先が青い女性)とのオーダーを承る時の会話だ。
茉莉香「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?」ミーサ「ええ、水出しコーヒーと……今日のサービス品はなぁに?」茉莉香「はい、南アリシア産のクラシックティーです」ミーサ「他に……何かお勧めは?」茉莉香「今年はジャスミン茶が豊富です、遠くからいらしたなら是非試してください」ミーサ「それじゃ……(ケインに振り、ケイン頷く)それをもらおうかしら」茉莉香「水出しコーヒーとジャスミン茶ですね、かしこまりました!」オーダーを聞き、テーブルを離れる茉莉香。
ミーサ「店に出て早速、今日のお勧めを覚えてるわね」ケイン「ウェイトレスとしては優秀……か」この何気ないやり取り、実にたくさんの情報を盛り込んである。
それを少しだが私流に紐解いてみよう。
・茉莉香の現状に関する下調べは完璧にできている・・茉莉香がこのメイド喫茶で働き始めた日も把握済み
・・頭の回転の良さを試す
わざとひとつ注文をしてから、お勧めを聞くことを挟んで2つ目の注文
映像を見る限り、茉莉香はメモを取っていない
店のお勧め、地域特産のお勧めと二方向からお勧めを並べている
またこの会話外のデータになるが、通っている学校、家、部活、交友関係
さらに校内での他生徒のデータまでほぼ握っている描写がある
・茉莉香の潜在能力に関する調査は進んでいない・・話の展開としてこの後先になるが、茉莉香の海賊船の艦長としての資質を
・・見極めようと接触している振りがある
何気ない会話の中に、茉莉香をめぐる組織の策略が垣間見え、なかなか面白い。
他にも気になる点を適当に並べておこう。
・エアロブレーキング(空気制動)、つまり空気抵抗でブレーキをかける技術が
ほぼ廃れているほどの科学力
大気中でのブレーキングはほぼ機械任せなのが一般的なのだろうか。
・お国柄なのか、それともこの家だけなのか、虹彩認証、指紋認証、暗証番号、
さらに声紋認証と
厳重すぎるセキュリティ。
さらにドアのような作りの扉と思いきや、スライド式のオートドア。おそらく
セキュリティ解除前に開こうとすると電流でもビリビリくるのだろうか。
・読んでいたファッション雑誌、指タッチで立体フィギュアが映り、回転、
モニタにシュートでプロモムービーが流れる。ほしい。
数十年後くらいには雑誌にチップ埋め込みで連動する家電や携帯情報端末が
できているかもしれない。胸熱。現状ならタブレットが最有力か?
・同じくファッション雑誌、妙に中身がババくさい。高校生女子(多分)が読む
にはちょっとアダルトな雰囲気。
大人になりたい的設定があるのだろうか?スタッフの趣味?
・転校生チアキクリハラ、赤眼鏡+
前髪ぱっつん。明らかに怪しい只者じゃない。
今のところ敵ではない感じだが、はたして。
パンツは白。
タイトルがモーレツ宇宙海賊(原作ミニスカ宇宙海賊)と
某委員長には「ハレンチな!」といわれそうな感じと違って、思っていた以上に
しっかりした基盤の上に作られた作品なのかもしれない。
このアニメも、ちゃんと読んでいけばかなり面白い作品のようだ。
本当に今期は期待したくなる作品が多い。