さて第1話からかなりだっぷり詰め込まれてるTARITARI
軽く状況説明。
歌うの大好き、弟以外には勇気を出せない栗色髪の
宮本来夏(こなつ)と
弓道部でおっぱい、お寺の娘でなぜか馬も飼ってる
沖田紗羽(さわ)、この二人はすでに仲良し

元音楽科在籍、今は普通科に転科してきた
坂井和奏(わかな)この子は途中編入の形なので、まだクラスメイトとなじんでいない。

なぜ途中から転科したのか?
なぜあそこまで来夏の勧誘を嫌がったのか?
まだ直接は明言されてませんが、すでに第1話にピースがたっぷり。
それらを拾い集めてみましょう。
以下ネタバレの可能性含みます。
まず産休に入るという先生。編入したてということで妙に親切ですが
駐車場でメアド交換したときに妙な発言をしています。
「何かあったらメールしてね」何か、聞き返すと先生はお茶を濁すような台詞でしたが、引っかかります。
何かある、あったのでしょうか?
同先生。和奏を合唱部に誘うという来夏の勢いに
「(和奏は)今はまだちょっと無理・・・じゃないかな」補習があるからとフォローしていましたが、また引っかかる台詞です。
それと同じく、時系列で言えば逆走になるのですが
産休する先生への手向けとして
歌でも歌う?と持ち上がったとき。
元・音楽科の和奏に「歌って?」「聞きたい!」と話題が触れたとき
彼女は明らかに不快・憤怒の表情を作っていました。
それを鋭く察したのかどうなのか、先生は
話題の矛先をずらすように場を仕切っています。
どうやら和奏の身辺に起こった何事かを、
先生は知っているのかもしれません。
ではその何事ですが、それもすでに第1話のピースの中にあります。
・第1話冒頭の母親と
ロリ幼女、
なこち!?これは和奏ぽい
・まだ確定ではないが、現在は父娘の二人暮らしぽい描写
・花屋さんの「和奏ちゃんはお得意様だから」……JKが花屋の常連?献花用?
想像の域を出ませんが、
和奏の母は遠くない過去、亡くなって
いるようです。そしてそのことと、次にあげる一連の音楽に対する和奏の想い
・和奏が音楽科を転科したこと
・声楽部にも入らず、合唱部の勧誘も邪険に扱うしぐさ
・産休の先生「今はまだ無理」
・来夏に対して
「なんで歌ってるの!?」……音楽科の和奏の言葉
やめた音楽、歌えない歌、歌えなくなった・・・?ここからはアニメしか見ていない私の推測ですが、
おそらく母が亡くなったことと大いに関係があるのではないでしょうか。
歌は母からもらったもの、母との大切な絆。
母のために歌い、母もそれを喜んでくれた。
母が亡くなった今、私には歌う意味が無い。
私の歌は、母とともにあったのだから。私の書き方だとものすごく薄いのですが、おそらくこんな感じの
トラウマを抱えてしまっているのではないでしょうか。
すると、そのことを深く心配している産休の高橋智子先生の
「今はまだ無理」「何かあったらメールして」・・・そして
「元気でまっすぐな来夏とうまく化学反応できたら」といった台詞に繋がります。
さて今度はちょっと目先を変えて、楽描きブログらしく?つまみ食い。
・和奏ちゃんは音楽科の制服!普通科とはちゃうねんで!
・来夏ちゃんちっちゃい!二人に腕つかまれたら宙ぶらりん!
・声楽部顧問のオールドミス教頭
・・アナルが弱そう・・音楽に愛される人は少ない、って自分が過去になんかやらかした?
・ピアノ担当ちゃんAnotherに出てた?
・
去年やらかした発表会の来夏ちゃんのポカがネットにうpられてた・産休高橋智子先生に招き猫贈ったの誰だw

お前かw来夏の前の席
・トンビに襲われる中庭での昼飯w
・日本文化誤解してる帰国子女の電話相手「ヤン(楊?)」の今後
第1話から拾ったものだけですが、これだけ多くの情報をつめながら
詰め込みを感じさせない話の展開のうまさはすごいです。
アニメ放送時間のタイムテーブルだけじゃなく、劇中タイムテーブルの
管理も原作でしっかりできているんでしょう。
「いつ」「誰が」「どこに」を全てのキャラで思い描ける人はすごい。
そしてそのキャラが、思い思いに考え、考えに基づき行動していくと
すばらしい作品ができあがるのですね。
もちろん私が取り上げたものは、これでも第1話の1部分のみなので
どれだけ練りこまれた脚本であるかは言うに及ばず。
ぜひみなさんも第1話、読みこんでみてください。
長くなりましたがここまで読んでくれたあなたに感謝。