2016/08/17(水) ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン[カンナ・テマリ、シャミーユ・キトラ・カトヴァンマニニク、ハローマ・ベッケル]最初は
「あ~ん?↑なんかまた適当ラノベか?」とタイトルで敬遠気味してたんだけど
これが意外と面白い。
『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』ラノベ(適当)に必ずある「え?なんで?理解不能」とか「ご都合主義にもほどがある」の部分が
ちゃんと考えられて、下地を作ってから描いてる。
書いてるんじゃなくて描いてる。
例えばタイトル絵←の本好きな子登場時の
・上官が本を没収しようとした件・本は一般人にはまだ高価で行商人に売れる
・小遣い稼ぎに没収しようとしたことを主人公が追及する
・上官は暴力で威勢を振るう
・下士官が上官に暴力を振るうと必ず懲罰(普通のラノベならこっちルート確定)
・そこを主人公の虫知識をうまく利用して上官を撃退
・・アシダカグモの知識を披露・人体にアシダカグモは無害なので上官も無傷・この件はお咎めなし
・本のタイトルから主人公の知識の広さと深さを演出
・ならびに同じ本を読んだ経緯を作ることでカンナちゃんとの接点を構築
なにげない5分とかそのくらいのやり取りの中で
主人公の能力と特徴だけを使いこなして事態を収めている。
かつハーレム構築も進めている(!)
決して普通ならありえない横槍を使って無理やり進めていない。
例えば上官が殴りかかってきた瞬間に誰かが投げた石が飛んでくるとか。
例えば本を持ち去ろうとした瞬間巨大な敵襲来警報が鳴り響くとか。
実はなぜ行軍をさぼってベース地に戻ってたのかは知らんけど
そこは「どれだけ楽をするかに全力を尽くす」タイプの主人公で
実体のない行軍と営巣入りを比べて楽な方を選んだんじゃないかなと
推察できるだけの下地を描いているのも
このアニメがじわりと面白い要因のひとつなんじゃないかなと。
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